トップページ > 湯もみ型付け
元西武ライオンズの石毛、辻(現中日ドラゴンズコーチ)両選手にはじまり、元メジャーリーガーで楽天イーグルスの松井稼頭央など、名内野手に愛用されてきた久保田スラッガー。プロ選手の捕球メソッドやそれぞれのクセなどを、徹底的に研究してグローブ製作に活かしてきたというスラッガーの職人・江頭さんは「湯もみ型付け」という加工技術の考案者でもあります。当社では、その名職人直伝の技によって、新品でも使い込んだようにしっくりと手になじむグローブをお届けいたします。

新品のグローブの革をやわらかくするには、かなりの時間がかかります。月1回ほどの草野球といった活動では、何年も使用しているのに硬さがとれない場合も少なくありません。肝心な場面で落球などのミスをしないためにも、型付けが必要です。型付けは、革をやわらかくするだけでなく、お客さま個人のために道具をカスタマイズすることが目的です。それぞれの捕球の仕方や手の大きさ、または硬式・軟式・ソフトボールなどの競技やそれぞれのポジションに合わせた、きめ細かな型付けを行っておりますので、ご依頼の際に気軽にご相談ください。
下記PDFファイルを利用して当店までFAXをお送りいただくと、ご希望通りの型付けを行うことが出来ます。


土手のひもをニードルを使って解いていきます。分解の際には、平裏部と捕球面の間に塗られているグリスの状態などを確認します。



解いた土手ひもを逆巻きにしめていきます。通常巻きでは、グローブが閉じる方向に力は働いていますが、逆巻きにすることによって開き気味になり、中心部に捕球のための「ポケット」を作りやすくなります。ひもをしめる力を加減して形を整えていきます。


グローブの各パーツのひもの緩みを調整します。それぞれの部位の動きをこまかくチェックしながら、整えていきます。


グローブをお湯に浸ける工程はもっとも慎重に行います。革質やグローブの種類によって浸ける時間を加減し、お湯の温度も気候やグローブの状態に合わせて調節します。仕上がりをよくするため、当社ではお湯に軟水を使用しております。


グローブの水分をきって、専用の台の上で手もみ作業を行います。型を崩さないように、関節や可動部をていねいにもみほぐしていきます。かなり力と手間のいる作業なので、一日に型付けできる個数はある程度かぎられてしまいます。



やわらかくなったグローブの捕球面にポケットを作ります。木槌で叩き、革をのばしていきます。お客さまの捕球位置にあったポケットを作っていく大切な作業です。


ポケットを作ったグローブの型を確認し、再度もみ作業するなどして型を整えてから、乾燥させます。この工程では、革やひもが傷みやすくなります。急速に乾燥させてしまわないよう革の状態を確認しながら、ゆっくり水分を蒸発させていきます。


仕上げにオイルを塗ります。捕球ポイントを中心に、グローブ全体に薄くのばしていきます。ひもにもオイルを塗り込みます。これで名人直伝、こだわりの「湯もみ型付け」完成です! 最上の素手感覚に仕上がったグローブ。ぜひ、みなさんも、この使用感を味わってみてください。

当店では長年の試行錯誤の末、軟水が型付けに最適だという結論に達し、家庭用軟水器を導入しました。
「硬水」は、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどの硬度成分が多い水、反対に、それらの硬度成分が少ない水を「軟水」といいます。
なかでも水に含まれる硬度成分が1mg/L以下の、硬度成分が限りなくゼロに近い「高純度軟化水」を使用しています。


























